食育だより

25 2017.11

第3回 川上さんの料理教室


9月16日(土)より開催の料理教室(全6回コース)の第3回目が芸術学園幼稚園にて行なわれました。
日に日に寒さが増している今日この頃。本日も多くの参加者が休むことなく参加して下さりました。
今回の料理教室は参加者が毎月一回、受講する事で食事だけではなく「生き方」を考える内容にもなっています。
さて、料理教室も3回目!!本日は「お砂糖」についてです。
第3回「砂糖や化学物質:砂糖や化学物質を使わない食事やおやつの大切さ、小豆かぼちゃの作り方」
(試食・小豆かぼちゃ)


これが基本!!(4つの大事なこと)



  • 【土地のもの・季節のもの】大原則
  • 【主食と副食の割合】穀物主義 歯の割合
  • 【陰陽の調和をはかる】皮、アク、調理法(全体食)
  • 【噛む】←これが上の三つよりも重たい(写真のシーソーの図から)=重要という事。

♪本日の内容♪


・食原性低血糖症
(甘いもの、果物、清涼飲料水、スポーツドリンク、アルコールなどの過食や過飲が原因でインスリンの過剰分泌が起こり、低血糖症になる事)
・小豆かぼちゃの作り方
・陰陽のお話


♪本日の感想♪


・小豆かぼちゃですが、素材そのものの味を感じられました。お砂糖を使わなくても、素材の甘みで美味しく食べられました。子どもも喜んで食べていたので、家で作りたいと思います。
・川上先生の料理教室は料理もとても勉強になりますが、他の面(生き方や生活等)でも気付きを頂いています。
・1ヵ月に1度あると、少しさぼり気味になってくるところで料理教室があるので、またモチベーションがあがり「頑張ろう!」という気持ちになります。
・食原性低血糖のお話で、ちょうど最近イライラしている自分がいるのは「このことか!!」と気付かされました。甘い物をたくさん食べていることが1つの原因だと分かり、少し気持ちが落ち着きました。イライラしたり、不安は気持ちになる事と食べる事が関わっていることを学びました。
・小豆かぼちゃには血糖値を安定させる力があることを知りました。家族全員が甘いもの好きなので是非作ってみたいと思いました。
・糖質のお話で白糖を作る工程でたくさんの化学物質が使われている事に驚きました。知ることが出来て、今後の生活の選択の幅が見えてきたように思います。家庭での糖分の取り方を考えたいと思いました。
・糖のことは以前から気になっていて、現在は大好きなチョコレートを1ヶ月やめています。本日のお話を聞いて、無理のないよう砂糖と付き合い、お楽しみ程度で食べていけるよう生活を考えて行きたいと思いました。
・毎回、授業で学んで実践して、少しずつ体調が整ってきているのを実感しています。息子の重度な便秘もお通じが良くなり、その上、お米の美味しさにも目覚めました。そして極めつけは糠漬けです。お腹の中の小人さんが喜ぶといってバリバリ食べています。
・陰陽の話から宇宙の秩序の話など、難しくも感じましたが興味深い内容でおもしろく聞かせていただきました。私たち人間は特別な存在ではなく、宇宙の一部であることを学びました。「宇宙」という視点で物事を考えると大丈夫な気がします。


♪小豆かぼちゃを作りました♪



♪小豆かぼちゃの出来上がり♪



♪最後に♪


 本日は糖の取り方や砂糖について学びました。日中に眠気がきたり、急な不安感やイライラなど日常で当たり前だと思っていたことが、実は毎日楽しみにしているおやつの中に、その原因があることをお聞きしました。「素材そのもの味を日々食べる事で、舌の感覚も変わってきますよ」というお話もありました。料理教室に参加されている方々の感想に「最近、おやつのことで悩んでいました」、「やめようと思ってもついつい食べてしまう」というような悩みや疑問が多くありました。その悩みが今すぐに解決する事はありませんが、本日のお話で「知る」ことで、参加者の気持ちに少し余裕が出来たのではないかと感じます。
 一ヶ月に一回の料理教室ですが、その間の参加者一人一人の気付きや学び、疑問が次回の教室で共有されることで、さらに気付き多い教室になるのではないでしょうか。
第一回では玄米、第二回ではぬか漬け。そして第三回目の本日は小豆かぼちゃ。現代食からかけ離れているようにも感じるかもしれませんが、素材の力をそのまま使った学びの場であると思います。
 次回は12月16日(土)食養生・・・食べて健康になること(自然に病気が良くなること、食養ひじきの作り方)試食:玄米ごはんと食養ひじきと食養きんぴら)