食育だより

28 2017.12

第4回 川上さんの料理教室


 9月16日(土)より開催の料理教室(全6回コース)の第4回目が12月16日(土) 芸術学園幼稚園にて行なわれました。今回も参加者の方々にたくさんの気付きや学びがあった内容となりました。今回の内容は予定を変更し、翌月行なわれる予定だった「手当の仕方」。身近にある物で、体にも優しく、簡単な手当て方法を学びました。
(写真は試食の玄米小豆粥と梅醤油番茶)


♪料理教室で大切にしていること!!(4つの大事なこと)♪


  • 【土地のもの・季節のもの】大原則
  • 【主食と副食の割合】穀物主義 歯の割合
  • 【陰陽の調和をはかる】皮、アク、調理法(全体食)
  • 【噛む】←これが4つの中で1番重要


♪第4回目の内容♪


「手当の仕方…番茶、生姜、里芋、キャベツなどを用いて普段の生活で簡単にできる手当の方法」
(試食・玄米小豆粥)


お手当て
・生姜湿布・・・肩凝り・・・温熱療法なので時間がたった打身やねん挫などにも効果があります
・里芋湿布・・・打ち身、むち打ち・・・炎症を抑える働きがあります
・豆腐・・・熱を下げる・・・かなり冷やすので乳幼児には注意が必要です
・キャベツ・・・熱を下げる・・・おだやな手当で乳幼児にも安心です
・梅醤油番茶・・・風邪予防・・・毎朝飲むことで体質改善が期待できます
・塩番茶・・・(湿布)ものもらい、疲れ眼・・・飲んでミネラルの補給ができます
・醤油番茶・・・疲労回復・・・体が温まります
・腰湯・・・婦人科系、痔など腸関係(半身浴とは違う)・・・うつっぽい気分のときにも元気が出ます

食物の陰陽について


♪芸術学園幼稚園調理師の渡邊さんがお手当て中♪


  • 里芋湿布のお手当て


  • 生姜湿布のお手当て


♪参加者の感想(料理教室に通ってからの感想も含む)♪


・前回教わった小豆かぼちゃを3~4回作りました。小豆の違いで味が変化するので、小豆を選ぶ時も楽しみの一つです。食卓が習った食事で変化していく事が嬉しくて毎月楽しみにしています。
・料理教室に通い始めて、子どもが風邪をひいた時に薬を飲まずに玄米と水分を適切にとっていたら治ることが多くなってきました。症状にもよりますが、普段の生活を見直すことで薬に頼らなくても元気になれる事を実感しています。有難いです。
・毎日2食玄米、出汁なしみそ汁、ぬか漬けの生活をしています。
・前回、習った小豆かぼちゃを家で実践し、日課だったコーヒーと甘い物を卒業できました。この変化には驚きです。この調子で小豆かぼちゃを続けて行きたいと思います。
・糠漬け作りに挑戦するも失敗に終わりました。いつもなら、このままやめてしまうのですが万利子さんが「失敗したら話のネタになるから、どんどん失敗して、繰り返しすればいいのよ」という言葉を思い出して気持ちが軽くなり、再度挑戦しようと思いました。美味しい糠漬けが出来るのが楽しみです。
・梅醬油番茶、美味しく頂けました。飲んで少ししてから胸のあたりがポカポカし、少しの量で効果を感じ驚きました。心臓病の予防にも良いという事なので家で作ってみます。
・生姜でのお手当など、有名なものは知っていましたがその他にもあることを知り勉強になりました。里芋やキャベツ、海苔など台所にある身近な物でできること、特にキャベツでのお手当は驚きました。
・鼻水が良く出る原因が陰性の物を多くとっている(コーヒーの飲みすぎが思い当たります)事で起きていることを学びました。コーヒーの代わりに本日習った梅醬油番茶に変えることで体も変わっていく事が期待できました。
・手当について、とても興味がわきました。と同時に効果があるという事は効きすぎる=危険にもつながることが学べて良かったです。
・手当ても食物の陰陽も知らない事ばかりで、とても勉強になると同時に奥の深さを感じました。手当ても家で試してみたいですし、日々の食事にも陰陽を意識してみたいと思いました。
・里芋湿布はとても興味があり、父の膝痛にやってあげようと思いました。また、梅醤油番茶はとても美味しく、家で毎日でも飲みたいと思いました。体調管理のため、食事を整え、自然のもので出来る手当てを取り入れて行きたいです。取りすぎや、やりすぎには注意します。
・子どもを連れてきていましたが、梅醤油番茶も玄米小豆粥も美味しいと食べていたので家でも試したいと思いました。ネットでの情報が多く、良いと思って試す事もありますが、本当に何がどう作用するのかを知っていないと命の危険につながる事を学べてよかったです。



(参加者の体と心を温めた梅醤油番茶の梅醤油)


♪最後に♪


 本日はお手当てと食物の陰陽についてのお話でした。川上さんは手当ての話の中でとても重要な事を参加者にお伝えしていました。手当てでは病気が治らないということ。重大な病気にならない為の処方であり、手当の基本は食生活にあるという事。効果があるという事はその分、効きすぎると危険につながる事。また、習ったからといってアレンジするのではなく、習った通り行なう事が大切である事。なぜならば、自己流は危険があるからです。
例えば、生姜の作用をどのようにお考えでしょうか。「生姜は体を温めるから、冷えた時にはたくさん摂った方が良い」と多くの方が思われているのではないでしょうか。
しかし、実際には拡散性が強く、血管を緩めることにより血流が良くなるという作用です。結果、短期的には体が温まることにもなりますが、長期的には組織を緩めます。
また、氷を使用して冷やすことと食物の作用で冷やすことは同じではないというお話もありました。氷を使用するという事は急激な冷たさで血管が収縮し、血流を悪くする恐れがあります。逆に食物(キャベツ)で冷やすと急激な冷たさはないため血管を締めずに、冷やすことが出来ます。
このように効果ではなく、どのような働きがあるかということを知ることの大切さを参加者は学んだのではないでしょうか。料理教室の回数を重ねるにつれて、参加者の様々な変化を感じています。