食育だより

16 2017.9

川上さんの料理教室が始まりました!

本日より、学校法人やまもも学園食育アドバイザー「静かな喫茶店」川上万利子さんの料理教室が始まりました。
今回の料理教室は芸術学園幼稚園の子育て支援事業で、全6回コースの日程で行なわれます。
第1回「概論:子育てとの関連を中心にして、玄米食とは?食べ方と食材の選び方」
   (試食・玄米ご飯とだしを使わない味噌汁)


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14 2017.9

桜井幼稚園 年中組のジャガイモ植え体験♪

 本日、農家の筒井さんの畑にジャガイモ植えの体験を桜井幼稚園の年中組の園児たちがさせて頂きました。
子ども達は朝からドキドキ、ワクワクしながら登園!畑に向かう途中のバスの中では担任の先生が「ジャガイモを使った料理で何が好きかな~?」と質問すると「ポテトサラダ!」「カレー!」「肉じゃが!」と子ども達の元気な声が飛び交いました。


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30 2017.4

平成29年度やまもも学園の食育の取組みについて

4月29日(土)の保護者会総会にて学校法人やまもも学園食育アドバイザーの「静かな喫茶店」川上さんご夫妻にお話いただきました。地元の食材、旬の食材、まるごと、よく噛むを基本により安全で美味しい給食に取り組みますのでよろしくお願いします。



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24 2017.3

給食試食会に参加された方からの質問に答えていただきました。

給食試食会に参加された方からの質問に食育アドバイザーの川上さんにお答えいただきましたのでご紹介します。

本日給食試食会に参加させていただきました。
美味しかったです。
ありがとうございます。
試食会でら食物のバランスはごはんが7割、おかずが3割と説明がありました。
本部長様のブログでも出てきた、内海聡先生も間接糖(玄米)であっても取りすぎは毒と言っていたり、現代の食事では鉄不足になるから良質なタンパク質をとりなさいという情報を多く目にするので、どういった理由でこの割合になっているのかお聞きしたくて、問い合わせさせていただきました。
よろしくお願いお願いします。

給食試食会にご参加くださりありがとうございます。「食」に対して高い関心を示していただくと、私どもも大きな励みとなります。
さて、「食のバランス」というのは実は大変むつかしい問題です。それはなぜかと申しますと個人差があるからです。それは大人と子供、男性と女性、体質や季節や暮らしている土地という問題も考えなければなりません。
それで栄養学というものは年齢と労働に必要なカロリーくらいを区別して「一般的にはこれくらい」という目安を与えてくれています。しかしご質問にもあります通り、いろいろな先生のご意見があり、「現代」をどう見るかでも答えが違ってきているというのも事実です。それで私共は、さまざまな学説や時代の変化ということよりももっと本質的なものの見方をしています。
ひとつは地球全体を見たときに、国や地域で食生活に大きな違いがある通り、適した食事も国や地域で異なります。それでまず大切なこととして、私たちが暮らしている土地にその季節にできるものを食べるようにします。
次に大切なことは、すべての生き物がどんな食生活をしていて、人間は何を食べるべきかということです。それで人間は自分で手に入れて食べられるもの、つまり穀物や野菜や果物や近海の魚や海藻を食べるべきであるということです。しかも植物性も動物性も丸ごと全体を食べることでバランスが取れますので、米も野菜も果物も魚も丸ごと全体を食べるべきと考えます。ただし給食では法律的な制限があり皮をむかなければいけないという条件があるそうです。
そしてどのように食べるかということですが、これは肉食動物と草食動物の「歯」を見ていただくとわかりますが、人間の場合は穀物をすりつぶす臼歯と野菜・海藻を噛む門歯と動物性を噛み切る犬歯を数えてみると、20本8本4本になります。つまりご飯と植物性のおかずと動物性のおかずが、5:2:1という割合になります。そしてなにより大切なことは「噛む」ことです。
このようなことから、ご飯とおかずの割合ということを基本的に考えています。

教職員対象の料理教室で美味しい玄米の炊き方を川上さんご夫妻にお習いしました。



24 2016.11

なぜ、無農薬の玄米和食なのか?

 前回は、なぜ、やまもも学園は食育に取り組んだのか?をご紹介しました。今回は、なぜ、昨年4月より無農薬の玄米和食に切り替えたのかについて書かせていただきます。
 
 食育の取り組みがスタートする前から、子育て支援事業や教職員研修のテーマに「食育」を取り入れ、講演会や研修会を行ってきました。食育の取り組みのきっかけとなった長野県真田町の元教育長大塚貢先生、大分県臼杵市の有機農業赤峰勝人さん、ナチュラルハーモニーの河名秀郎代表、奇跡のりんごで有名になった自然栽培農家木村秋則氏、福岡県の高取保育園の西福江園長先生。
 
 最終決断したのは高取保育園を見学させていただき、玄米を毎回一口目を100回噛む実践を見せていただいた時でした。玄米は食べ方によっては体調を悪くするという情報もあり、当初は七分づきからスタートし、5分づきへと切り替えていきました。現在は乳児と年少組は五分づき、年中組と年長組は玄米に切り替えました。
 
 高取保育園の西園長先生から1歳児はおともだちをたたいたり、おもちゃをうばい取ったりと理性のきかない年齢で保育士さんがいつも保護者へあやまっていたそうです。そこでいろいろと保育の工夫をしましたが、どれも効果がでませんでした。ところが乳児から玄米食に切り替えたところ効果があり、それ以来玄米食を続けられています。
今後はやまもも学園も乳児からの玄米和食目指していきます。